高村啓子写真展「浮遊する湿度」と星玄人写真展「横浜」

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秋の連休に新宿方面のギャラリーをはしごしました。

まずは新宿三丁目のサードディストリクトギャラリーで星玄人さんの写真展「横浜」を鑑賞します。星さんのストリートフォトは方法論がしっかりしてて、鑑賞する自分も安心しながら作品の世界、盛り場の夜へと没入できました。すべてモノクロで、夜の盛り場を撮影した作品ですが、地名を冠したタイトルにもかかわらず、強い無名性を感じさせるところは本当に素晴らしい。
また、今回の展示はけっこう以前に撮影した作品も含まれているようで、個々の写真にはそれなりに時間の隔たりもあるのでしょうが、それを感じさせない統一感は流石でした。

次に新宿御苑前のプレイスMで高村啓子さんの「浮遊する湿度」を鑑賞しましたが、こちらもモノクロの銀塩写真を展示していました。繁茂する植物を撮影した作品で、ステートメントにもそれとなく言及されているように、生命を感じさせる作品です。ただ、自分が作品から感じたのは生命のもつ力、それも時として人間やその暮らしを飲み込み、覆い尽くす油断のならなさ、ややもすれば敵対的ですらある暴力性、決してわかり合うことのできない異質な存在としての植物でした。

いずれもおすすめの展示です。どちらも会期は27日まで、ぜひ会場へ足を運んでください。


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