ロシア製 20mm 外付け光学ファインダ (La?)

ヤフオクでロシア製超広角レンズ「ルサール/Russar MR-2(PУCCAP MP-2) 20mm f/5.6」用のファインダと称するものが出品されていたので、興味をそそられ落札しました。

おなじみのS・A・ズヴェーレフ記念クラスノゴールスク工場(KMZ/КМЗ)マークが刻まれたベークライトのケースに入って届きました。

ただし、冒頭の画像からもおわかりのように、これまでルサール用として販売されていた角型のBI-20ファインダ(Видоискатель ВИ-20)、とは、かなり形状が異なっています。 近距離補正部も湾曲スライドから単なるヒンジになっていて、接眼部も丸いですしね。
とはいえ光学部はそのままのようですし、各部に刻印された数字などはいかにもKMZな書体で、おそらくはクラスノゴルスクで製造されたのだろうと推測します。その他、どうやらラテン文字らしい「La」という刻印もあるのですが、ネットで検索しても情報がなく、よくわかりませんでした。

どうやら新品か新同品だったらしく、ファインダの見え具合はクリアで、歪曲や視野も許容範囲でしたが、アイポイントがいささかピーキーで、ちょっとずれるとにじんでしまうのが難点でした。この点は以前にご紹介した中国製の21mm外付け光学ファインダ「LEILA」よりもはるかに優れていて、しかもLEILAより微妙に安く落札できたのですから、届いた段階で大満足ではありました。
しかも、アクセサリシューへ乗せるとなかなか見栄えが良く、撮影のテンションを上げてくれます。
ところが、カメラを構えてみると微妙な違和感があります。
おかしいな?

その理由はこれでした……。

なぜかシューに収まりきらず、ファインダの後端がボディよりはみ出すのです。
おかげで、撮影中はシャッタスピードの確認がしづらいし、足の角が尖っているのでちょっと危なっかしいということにも。

なんでこんな事になっているのかわかりませんが、手がかりがなくはないです。それはロシア製ライカコピーと本家との形状差にあります。以下のリンク先をご覧ください。

Leica and Reid Fakes

トップから3番めにコピーと本家の軍艦部を並べた画像がありますけど、いちばん下の本家はアクセサリシュー左上のトップカバーが丸く整形されているのに対し、うえふたつのコピーはほぼ直角になっています。
これはKMZで生産されていたカメラ「ゾルキー」も同様で、リンク先の画像(Фотоаппарат ЗОРКИЙ 1953)スパッと直角になっているのがよくわかると思います。
これがM型ライカとなると、さらにはっきりと角を斜めに整形しており、当然ながらトップカバーの分だけシューが短くなっています(リンク先参照)。

LEICA M3 (1954-1967)

というわけで、見え具合はいいしゴツイかっこよさはあるけど、かさばってちょっと危ないかもしれなくて視野にも影響がなくはないだろうって感じのロシア製と、小ぶりで可愛らしいけど見え具合はなんちゃってレベルの中国製との、ふたつを選ぶ楽しみができました。
また、しばらくはルサールとMDaで遊ぼうと思います。


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